ハローワークを最大限に使いこなすために、一番重要でしかも一番簡単なコツ、それが「何でも相談する」ということです。経験豊富な相談員のアドバイスを受けながら就職活動を進めれば、間違いなく一人のときより効率的で有利です。
しかし、ただ相談しろと言われても、最初はどんな話を聞いたらいいのかも分からないもの。そこで今回は、相談員に最初に聞いておくべき質問を具体例をあげて紹介していきます。
口下手でも大丈夫!まずは聞く姿勢を見せよう
ハローワークを使って就職活動をする最大のメリットは、「相談できる相手がいる」ということ。しかし、相談というのは一方的なサービスと違って、人と人とのコミュニケーションです。
ただ座って「さあ、役に立つアドバイスをください」と待っていても、相談員も何を教えていいのか分からず困ってしまいます。
特にハローワーク初心者に多いのが、「こんな基本的なことを聞いてもな…」と遠慮して消極的になってしまうこと。基本的なことこそ、最初に聞いておかないと前に進めなくなってしまいますよ。
そこで、一番最初に相談しておくべき内容をいくつかピックアップしてみました。もちろん分かっていることなら聞く必要はないので、とりあえずチェックしてみてください。
検索機の操作を教えてください
必ず最初に知っておかないといけないのが、求人検索用のパソコンの使い方。就職活動はここから始まるので、これが分からないと出遅れます。
そんなときも物怖じせずに、相談員に聞いてみましょう。いきなり聞くのに抵抗があれば、一度適当に触ってみてから「ちょっと使ってみたけど分からなくて…」と聞けばOKです。きっと丁寧に教えてくれますよ。
使い方を分かっているつもりの人でも、案外便利な機能を見落としてるかも。このサイトでも、いろいろな検索のコツを紹介していますが、基本的なことは目の前で教えてもらった方が分かりやすいはず。遠慮せずに聞くのが一番の近道ですよ。
求人票の見方を教えてください
検索機がちゃんと使いこなせても、意外と分かりづらいのが求人票の画面。ちょっとカタイ用語が並んでるし、業務内容の項目を見ても具体的にどんな仕事を担当するのか分からなかったりします。
そんなときこそ相談員。ひとつひとつ分からない項目を聞いていきましょう。それだけで、次回から検索がグッとしやすくなるはずです。
開催しているセミナーはありますか?
セミナーは各ハロワごとに開催しているので、しっかり聞いておきましょう。ただ求人を選んで応募するだけじゃなく、同時進行でセミナーや職業訓練を受けるのが理想です。
資格を取ったり就活のスキルを上げれば、応募出来る求人の幅も広がって、さらに仕事が探しやすくなりますよ。
すいてる時間帯はありますか?
相談の最後でもいいので、ついでに聞いておきたいのがこの質問。混雑する時間帯はハロワごとに違うので、聞いておくと次回からすいている時間を狙えます。時間があるときの方が、相談員もゆっくり丁寧なサポートをしてくれますよ。
まとめ
ハローワークに通い始めの頃は特にそうなんですが、「いま仕事をしていない」というのが見えないプレッシャーになって、ついつい消極的になったり、ネガティブになったりしまいがち。
だけど、ハローワークに来ている人は、みんな同じ立場なのでまったく恥ずかしがることはありませんよ。とにかく何でも聞くのが近道です。
また、もしも相談してみても対応が丁寧じゃなかったり、合わないと感じたとき、さっさと帰って次の日別の相談員に聞いてみるのもひとつの方法です。
いくつかのハローワークを巡って一番話しやすいハロワを見つけておくのが理想です。ハロワの使い分けについては、以下のページで紹介しているので、まだ読んでいない人はチェックしてみてください。
今回は、最初の窓口相談で聞く基本的な内容を紹介しました。次のページでは、もっと踏み込んで具体的な職業相談の仕方を紹介します。自分の就活の方針を決めるのに、きっと役に立つはずですよ。
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