前回は、ハロワで受けられるセミナーにいろんな種類があることを紹介しました。その中でも最近人気が高いのが、「グループワーク型セミナー」です。
アンケートの結果でも「参考になった」という声が多く、就職活動をする人の大きな支えになっているようです。このページでは、そんなグループワーク型セミナーの魅力を紹介していきますよ。
みんなで参加するからこそメリットがある
グループワーク型セミナーは、「参加体験型セミナー」なんて呼ばれ方をすることもあります。最大の特徴は、講師が一方的に指導をするのではなく、参加者がみんなで意見を出し合うながらお互いのスキルを磨いていくことです。
グループワーク型セミナーならではメリットをあげるとこんな感じです。
- コミュニケーション能力を磨ける
- 自分を客観的に見れる
- 情報共有が出来る
- 就活の先輩に身近な話を聞ける
コミュニケーション能力を磨ける
考えてみれば、就職活動はコミュニケーション能力を試す場そのものです。面接での受け答えはもちろん、応募用の履歴書や職務経歴書にしたって、文章を通じて自分をアピールするわけですから。
グループワーク型セミナーは、そんな一番大切なコミュニケーション能力を磨く場として持ってこい。参加者はみんな自分と同じ、仕事を探す立場の仲間です。まずはそんな人の中で意見を言えるようになれば、少しずつステップアップしてコミュニケーション能力を磨けるはずです。
自分を客観的に見れる
グループワーク型セミナーでは、お互いの履歴書をチェックしたり、参加者が交代で面接官をやる擬似面接なんかが行われることもあります。
人に履歴書をチェックされるのは、最初はかなり恥ずかしいと思いますが、人に見せられないような履歴書を企業に出して採用される可能性は低いです。
自分の殻を破って初めて、自分のことを客観的に見れるようになります。特に履歴書や職務経歴書の「自分のアピールポイント」の項目で悩んでしまう人は、人の意見を聞けば、意外にもあっさり自分の長所を発見できるなんてこともありますよ。
また、擬似面接では自分が面接官役をできるというのもポイントです。少し目が泳いでるとか、言葉が詰まってしまうといった些細なことが、面接官から見るとどのくらい印象が変わるかを体験出来ます。
こういう機会は他にはなかなか無いので、一度は体験してみる価値アリです。自分の立ち振る舞いを客観的に考えてみるチャンスです。
情報共有が出来る
グループワーク型のセミナーでは、希望する業種や年齢別に参加者が集められることが多いです。
そんな環境は、就活に有利な情報を集める場としてもうってつけ。「この業種では今こんなスキルを求められる」とか「この年齡なら営業よりも管理職の求人が多い」など、仲間と自然に話をするだけで、有益な情報がキャッチ出来るかもしれません。
セミナー自体がコミュニケーションをする場なので、そういった情報交換がしやすいのは大きなメリットですよ。
就活の先輩に身近な話を聞ける
中には、過去にハロワで就職を決めた「就活の先輩」を呼んで、アドバイザーとして参加してもらうセミナーもあるそうです。
堅苦しい講義だけじゃなく、「どうやって就活のモチベーションを上げたか」とか「どんな苦労があったか」など、より身近な話を聞けるので、参加者にとっては励みになると好評だそうですよ。
まとめ
人とコミュニケーションを取るのが苦手な人には、最初はちょっと抵抗感があるグループワーク型セミナーですが、ここで紹介したように活用するメリットはかなり多いです。最初は少しずつでも良いので、自分のペースで進めていきましょう。
ちょっとしたコツとしては、グループワーク型セミナーは、やはり参加者との相性で使いやすさが大きく変わります。たとえ参加したセミナーが自分に合わなくても、めげずにいろんなセミナーに顔を出してみるのが就活の近道ですよ。
次のページでは、応募書類の準備についてお話します。履歴書などは、応募する度に一枚一枚書くのではなく、事前に10枚は書き溜めておきましょう。そうすることで、就活を有利にしてくれるメリットがあるんですよ。
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