職務経歴書を書くときに、ついついやってしまう失敗ポイントをまとめました。企業に提出する前には、必ずチェックしておきましょう。ひとつのミスで採用率を大きく下げてしまうかもしれませんよ。
あなたは大丈夫?ダメな例をチェックしよう
手書きで文字が読みにくい
履歴書はいまだに「手書きが良い」という企業も多いですが、職務経歴書は読みやすさを優先してパソコンで作るのが常識です。
ましてや字が汚かったり、クセ字で読みにくかったりしたら、それだけで読む気がなくなってしまいます。
作り方も、ただ文章を並べるだけじゃなく、見出しは大きく太字にしたり、段落を分けて読みやすくすることが大切です。パっと見で全体像が分かりやすいレイアウトを意識しましょう。
企業のことを調べないで書く
職務経歴書を書くとき一番大切なのが、相手の企業を詳しく調べること。当たり前ですが、企業の求めている人材に、あなたがマッチしたときに初めて採用が決まります。そう考えると、採用されるための考え方は、実はとってもシンプル。
- 相手の企業がどんな人材を欲しがってるか知る
- 自分がその人材ですよと伝える
この2つが出来てればいいわけです。そのためには、まず相手の企業を調べて、少しでも何を欲しがっているか探りましょう。
相手を知らずに職務経歴書を書くなんて、恋愛に例えれば、全く知らない人に当てずっぽうでラブレターを出すようなもの。そんなテキトウな相手にOKを出す人はいないですよね。
どこに出すにも同じ職務経歴書
これはついやってしまいがちな事。履歴書は自分の基本情報を伝える項目が多いので、ある程度使い回しが聞きますが、職務経歴書はそれではダメ。
必ず相手のことを調べて、「あなたの企業と自分はマッチしますよ」という趣旨で書きましょう。
具体的には、自分の経歴の中で、相手の企業で活かせそうな部分をクローズアップして詳細に書きます。逆にあまり関係ない経歴は簡潔に書きましょう。
そうすることで、メリハリがついて企業にアピール出来る部分だけが目立ちます。採用担当者がざっと斜め読みしてもピンと来るようなアピール力の高い職務経歴書が理想です。
ただ経歴を順番に並べるだけの経歴書では、読んでいても面白くないし、良い印象を伝えることは出来ませんよ。
アピールが長すぎる
経験豊富な人が陥りやすいミスは、アピールポイントがダラダラと長くなってしまうことです。
自分の気持ちばかり前に出て、あれもこれもと欲張って書くと、文字数ばかり多くなって要点の分かりにくい文章になってしまいます。
しかも採用担当者はあなただけを見るわけではなく、たくさんいる応募者の中の一人に過ぎません。「こんな一生懸命書いたんだから、丁寧に読んでもらえるはず」とついつい力が入ってしまいがちですが、それを読む採用担当者の目は冷静です。
自分のアピールは、なんでも詰め込むのではなく、企業が求めているポイントに絞ってメリハリを付けて簡潔に書く。それが採用担当者の心にズバっと刺さる、効果的な職務経歴書です。
全体の長さも、基本には1枚、どんなに長くても2枚以内は収まるように整理して書きましょう。
まとめ
ここまでのチェックポイントに思い当たる項目はありましたか?もしあったなら、実際に企業に出す前に見つかってラッキーだったかもしれません。さっそく直してさらにクオリティの高い職務経歴書にしてしましょう。
これから職務経歴書を書く人も、これを踏まえて書き始めれば、より完成度の高いものが書けるはず。ぜひ、企業の採用担当者の心に響く職務経歴書を書いて、嬉しい結果を手にしてください!
さて、ここまでで履歴書や職務経歴書の書き方を解説してきましたが、上手く書けたでしょうか。自分には人に自慢できるような経歴も無く、逆に自信をなくしてしまった、なんて人も多いのではないでしょうか。
でも安心してください。そんな輝かしい経歴がある人なんてほんの一部。企業側だって、そんな特別な人だけを雇うわけではありません。次のページではそんな企業が求める人物像の「本当のトコロ」についてお話します。
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