まずは求人を検索して、良さそうなところが見つかってから、書類を作って応募する。そんな流れで就職活動をしている人がほとんどです。
でも実は、就活を有利に進めたいならこの手順は間違いです。まず最初にやるべきなのは履歴書を書くこと。しかも一枚だけじゃなく、最低10枚以上は書きましょう。
このページでは、そんな意外に知られていない応募書類の準備の鉄則を紹介します。
履歴書は最低10枚は書いておくべし!
事前の準備がスタートダッシュを決める
ハローワークに登録されている求人数は60万件以上。そして、それを見ている利用者の数も膨大です。
そんな中で、掘り出し物の求人があったときには、そこに応募者が殺到するのは当然のこと。条件の良い求人は、長くてもせいぜい1週間くらいで消えてしまうんです。
ということは、少しでも早くスタートダッシュを切ることが、チャンスを広げる大きな鍵。中でも「応募書類を先に書いておく」というのは、誰でも出来て確実に効果のある方法ですよね。
特に履歴書は、職務経歴書と違って、どの会社に応募するときでも、ある程度同じ内容が書ける書類です。急いで書いていい加減な内容にならないためにも、履歴書は必ず求人を探す前から書いておきましょう。
もちろん志望動機など、応募する会社によって変える必要のあるところは空白のままにしておきます。
さらに、ハローワークではたまにある「即日面接」に対応するためにも、履歴書の準備は必須です。詳しくは以下のページで紹介しているので、知らない人は要チェックですよ。
やる気を持続するためには最低10枚書いておこう
履歴書を先に書いておくことは、やる気を持続させる効果もあります。
就活では、たとえ自分の能力や準備が完璧でも、企業側の要望やタイミングに合わなければ採用されません。「手応えがあったのに不採用だった」なんてときに、また一から履歴書を書くのでは、やる気もなくなってしまいます。
そこで、履歴書は先に最低10枚は準備しておきましょう。
10枚書けば「10社には応募する!」という覚悟も出来て、どこか不採用になってしまっても、すぐ次にチャレンジする気持ちにさせてくれます。
たくさん応募するのが賢い就活
「Aさんは1社応募して一発で合格」「Bさんは10社も応募してやっと2社に合格」したとしましょう。どちらが就活のスキルが高いと思いますか?
実は、一発で採用されたAさんではなく、8社も落ちたBさんの方が賢いやり方です。
なぜなら、Aさんは一発で合格出来るくらいの能力があるなら、もっと採用が難しい好条件の求人も応募だけしておけば良かったんです。それでもし受かればラッキー。落ちても、受かった方の会社に行けばいいだけです。
一方、Bさんは自分の能力以上のハイレベルな求人にも、ダメもとで応募していました。しかもたくさん応募したので受かったのは2社。この2社の詳しい条件をじっくり比べながらどちらに行くか選べます。
1社しか合格していないAさんは、比較もせずに入社するかを決めなくてはいけません。もしかしたら、Aさんならこの採用を見逃して、他の求人に応募した方が条件が良くなるかもしれませんが、それを考える判断材料はありません。
そんな悩みを抱えないためにも、応募は同時にたくさん。そして、履歴書は最低10枚は先に書いておく、ということが肝心なわけです。
まとめ
履歴書を事前に書いておくというのは、誰でも出来るのに、実は意外にやっていない人が多いです。
こういう地味な努力が、就活のスキルを大きくアップさせるテクニックだったりするので、ぜひ面倒くさがらずに実践してみてくださいね。
それでは、履歴書はどんな風に書けば良いのでしょうか。それについては次のページで説明するので、ぜひチェックしてみてください。
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