就職や転職活動をするときは、複数の企業に同時進行で応募するのが基本です。もちろん自分のこだわりにピッタリ合った企業一本に絞って採用されれば嬉しいことは間違いありませんが、実際にはそれで採用される確率はどうしても低くなってしまいます。
また、事前にこだわって選んだ企業も、実際に入社して働いてみるとイメージと違ったなんてこともよくあります。それを考えれば一社に絞らず複数に応募するのが、ずっと効率的。今回はそんな複数応募のコツをご紹介します。
なぜ複数応募が基本なの?
複数応募が基本と言いましたが、それでは何社くらいに応募すればいいのでしょうか?ある調査によると、転職の場合、就職活動を初めてから採用をもらうまでには、平均で10社前後に応募しているということがわかっています。
つまり、それほど一社だけに絞って一発採用となる確率は低いのです。それを考えれば、やはり複数応募するのは基本となります。
何社くらい同時に応募すればいいの?
同時に複数の企業に応募するとして、それでは何社くらい同時に応募すればいいのでしょうか?
当然、同時に進める数が多いほど時間的な効率はよくなります。ですが、ひとつひとつの準備に時間が取れないというデメリットも発生してしまうのです。
履歴書や職務敬礼書の「志望動機」などは、応募する企業に合わせて書き換えることが大切です。また、面接の受け答えなども、受けた会社に合わせて変える必要があるので下調べをしてイメージトレーニングをしておくことが有効でしょう。
あまりにも同時に応募しすぎて、そういった準備に時間が取れなくなってしまっては元も子もありません。
結論を言えば、同時に何社応募するべきかは、「あなたが何社まで時間をかけられるか」ということになるので一概には言えません。ですが、目安として3〜4社ほどまでにしておくというのがオススメですよ。
同時応募で就活を進めるコツ
スケジュールに余裕を持つ
先にお話したように、同時応募は数が多すぎては準備に時間が取れなくなってしまいます。余裕を持ってしっかり準備できるようにスケジューリングすることが大切です。詰め込み過ぎて気ばかり焦っていては、面接でも堂々と受け答えできなくなってしまうので、気をつけましょう。
志望条件と優先順位を決めておく
複数応募で進めると、先に応募したところから先に内定が出る可能性が高くなります。そんなとき第一希望の会社の面接は終わってないのに、第二希望の会社から先に内定が出るなんてこともよくあります。そのときになってから急に焦らないように、会社を決める条件は「お給料」なのか「業務内容」なのかなど、しっかりと優先順位を事前に決めておきましょう。