検索機で求人を調べて応募したい会社が見つかれば、いよいよ応募の手続きです。事前にハローワークの相談員にアドバイスしてもらえるので安心ですよ。
それでは、実際の応募の流れを見てみましょう。
応募の流れ
求人票を印刷する
検索機で応募したい求人が見つかったら、「印刷ボタン」をタッチして求人票を印刷します。一度に複数の会社に応募したいときは、すべて印刷しましょう。このとき、印刷枚数の上限が決まっていることがありますが、受付に申し出れば、もっと多く印刷出来ることもありますよ。
ただし、あんまりたくさん持っていっても、一度に相談出来る数には限りがあるので意味がありません。目安としては4~5枚くらいまでがオススメです。
職業相談を受ける
求人票を印刷したら、窓口に持っていきます。そこで職業相談が受けられるので、聞きたいことは何でも聞いておきましょう。
求人票に書いてあるのは、あくまで数字や条件のデータ。実際にどんな企業なのかは分かりにくいですよね。いろいろ聞いて少しでも安心しておくことが、今後の面接でも緊張しないコツです。
また、そもそも応募自体を迷ってるという相談でもOK。
応募したいけど、年齢がオーバーしてたり求人に書いてある資格や経験が足りない場合もここで相談しておきましょう。相談員が企業との間に入って交渉をしてくれるので、少しくらいなら何とかなることもありますよ。
紹介状を発行してもらう
問題がなければいよいよ応募。「紹介状」を発行してもらえます。これはハローワークがあなたに対するお墨付きを証明するもの。さらに企業側からすると、紹介状を持っている人を雇うと助成金が出る、というメリットがあります。
つまり企業側からすれば、ハロワから人材を雇った方がお得。企業は「どうせなら紹介状を持っている人を雇いたい」と考えてるんです。
仮に、ハロワで見つけた会社に自分で直接連絡をとって応募しても、「ハローワークを通して紹介状を持ってきてください」と言われることも多いですよ。
企業に書類を応募する
いよいよ応募です。ほとんどの会社は書類選考があるので、「履歴書」「職務経歴書」「紹介状」を一緒にして送ります。
このとき、履歴書や職務経歴書の書き方は、ぜひ相談員にチェックしてもらいましょう。経験豊富な相談員の見てもらえるのは、一人で書くより断然有利!こんなところで差が出るものですよ。
面接の予約を取ってもらう
求人の中には、書類選考がなく面接が随時募集という企業もあります。その場合には、相談員が面接の予約まで取ってくれます。不都合ない日時を伝えれば、あとは相談員に任せてOKです。
面接へ行った時は、企業の担当者に紹介状の「求人企業提出用」の方を忘れずに渡しましょう。もう一枚の「本人控え」は自分が持っておけばOKです。
まとめ
以上が応募までの流れです。応募する求人さえ決まれば、基本的に相談員の指示に従えばOK。面接の予約や交渉までしてくれるのが、とっても便利ですよね。
特にあなどってはいけないのが、履歴書・職務経歴書のチェックをしてもらえること。一人で書くよりも確実に有利なので、書類選考で落ちてしまうことが多い、という場合には効果を発揮しますよ。
さて、ここまでのページで紹介した内容で「基本編」は終わり。ハローワークがどんなところなのか、どういう流れで就職活動をしたら良いのかを紹介してきました。基本的には「何でも相談すればサポートしてもらえる」というスタンスで大丈夫。
ですが、ハローワークを本当に最大限に利用して、自分にぴったりの会社に就職するためには、「受け身なだけじゃなくこっちから使いこなす」という考え方も必要なんです。
次のページからは、そのためのテクニックや、知らないと損する重要事項を解説していきます。きっとワンランク上の就職活動が出来ますよ。
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