失業認定申告書の書き方【2回目】初回との違いと求職活動実績の記入例を解説

初回認定日を無事に終えたあと、2回目の失業認定申告書を手にして「何を書けばいいの?」と戸惑う方は少なくありません。実は、2回目以降は求職活動実績の記入が必須になるため、初回とはやや勝手が違います。この記事では、初回との具体的な違いを表で整理したうえで、各欄の書き方・求職活動実績の記入例・よくあるミスまでまとめて解説します。

2回目の失業認定申告書、初回と何が違うのか

結論からお伝えすると、2回目の最大の変更点は「求職活動実績」の記入が必要になることです。

初回認定日(雇用保険説明会の翌日から最初の認定日まで)は、ハローワークが指定した説明会への参加自体が1回分の実績として認められるため、求職活動欄をほぼ埋める必要がありませんでした。しかし2回目以降は、認定期間中に原則として2回以上の求職活動実績が求められます。

項目 初回認定日まで 2回目以降
求職活動実績 原則1回(雇用保険説明会)でOK 原則2回以上必要
就労・内職欄 待機期間中の就労を申告 認定期間中の就労をすべて申告
傷病・就職欄 基本は「なし」で申告 状況に応じて正確に記入
提出書類 申告書のみが多い 活動実績の証明書類が必要な場合あり

申告書自体のフォームは初回も2回目も同じ用紙です。ただし記入すべき欄が増えるため、余裕をもって準備しておきましょう。

失業認定申告書の各欄の書き方(2回目以降)

① 失業認定期間の確認

申告書の上部に印字された「認定対象期間」を確認してください。この期間中に行った求職活動・就労を申告します。

② 就職・就労・内職の欄

認定期間中にアルバイトや内職をした日があれば、1日単位で記入します。収入の有無に関わらず、1時間でも働いた日は申告が必要です。

  • 申告漏れは不正受給とみなされる場合があります
  • 日額賃金が基本手当日額+1,340円を超える日は基本手当が支給されません

③ 求職活動実績の欄(2回目から重要)

認定期間中に行った求職活動を記入します。原則2回以上の実績が必要です。各行に以下を記入してください。

1. 活動年月日: 活動を行った日付 2. 活動の種類: 応募・面接・セミナー参加・ハローワーク相談など 3. 活動先・活動内容: 会社名や機関名、どのような活動をしたか

④ 体調・傷病の欄

認定期間中に病気やケガで就労・求職活動ができない日があった場合に記入します。通常どおり活動できていれば空欄で構いません。

求職活動実績として認められる活動の種類

ハローワーク関連の活動

  • ハローワークの窓口で職業相談を受ける
  • 求人の紹介を受ける
  • ハローワーク主催のセミナー・職業講習に参加する
  • 職業訓練の説明会に参加する

求人応募・選考関連

  • 求人への応募(書類選考・面接)
  • 民間の転職サイト・転職エージェントへの登録後の相談
  • ハローワーク以外の職業紹介機関(民間人材紹介会社)での相談

セミナー・訓練参加

  • 自治体・NPO等が主催する就職支援セミナー
  • 資格試験の受験(就職に資するものに限る)

> 認められない活動の例: 求人情報を「見ただけ」「サイトに登録しただけ」「友人に相談しただけ」は実績に含まれません。応募・相談・参加という具体的なアクションが必要です。

求職活動実績の具体的な記入例15選

# 活動年月日 活動の種類 活動先・活動内容
1 〇月△日 職業相談 ハローワーク〇〇 一般事務職の求人について相談
2 〇月△日 求人への応募 株式会社〇〇 事務職 書類選考
3 〇月△日 採用面接 株式会社〇〇 一次面接(結果待ち)
4 〇月△日 セミナー参加 ハローワーク〇〇主催 履歴書の書き方セミナー
5 〇月△日 職業相談 ハローワーク〇〇 希望職種の求人状況を確認
6 〇月△日 求人への応募 ▲▲株式会社 倉庫内作業 Webから応募
7 〇月△日 セミナー参加 ハローワーク〇〇主催 面接対策セミナー
8 〇月△日 職業相談 民間人材紹介会社 △△キャリア 求人紹介・面談
9 〇月△日 求人への応募 〇〇病院 医療事務 書類選考
10 〇月△日 採用面接 〇〇物産株式会社 最終面接
11 〇月△日 職業訓練の説明 ハローワーク〇〇 ITパスポート訓練コースの説明を受ける
12 〇月△日 求人への応募 〇〇スーパー レジスタッフ ハローワーク経由で紹介状取得後に応募
13 〇月△日 セミナー参加 〇〇市就労支援センター主催 就職活動スタートセミナー
14 〇月△日 職業相談 ハローワーク〇〇 求職活動の進め方について担当者に相談
15 〇月△日 求人への応募 〇〇介護サービス株式会社 介護スタッフ メールで応募

こんな場合はどう書く?ケース別ガイド

ケース1:認定期間中にアルバイトを1日だけした

就労欄に該当日を記入し、日額賃金も申告してください。求職活動実績は別途2回必要です。就労したこと自体は活動実績にはカウントされません。

ケース2:認定期間中に1回しか求職活動できなかった

原則2回未満の場合は不認定となり、その認定期間分の基本手当は受給できません。ただし次の認定期間でその分の活動を積み上げれば受給は継続できます。やむを得ない理由(病気・天災等)があれば担当窓口に相談してください。

ケース3:認定期間中に就職が決まった

就職日の前日まで受給要件を満たしていれば基本手当が支給されます。就職欄に就職日を記入し、再就職手当の申請も検討してください。

ケース4:ハローワークのオンラインサービスで相談した

ハローワーク公式のオンライン職業相談は実績として認められます。相談した日時・内容・窓口名(オンライン職業相談)を記入してください。

ケース5:民間転職エージェントに登録しただけ

登録のみでは実績になりません。登録後に担当エージェントと面談・相談を行った日が実績として記入できます。

申告書を提出するときの注意点

提出前チェックリスト

  • [ ] 認定期間が正しく確認できている
  • [ ] 就労・アルバイトした日はすべて記入した
  • [ ] 求職活動実績が2回以上記入されている
  • [ ] 活動先・活動内容に具体的な名称・内容が書かれている
  • [ ] 署名・押印(またはサイン)を忘れていない

修正するときはどうする?

記入ミスは二重線で消して訂正してください。修正液(ホワイト)の使用はハローワークによって対応が異なります。心配な場合は窓口担当者に確認するか、書き直しを依頼してください。

申告書を紛失した場合

認定日の前にハローワーク窓口または電話で申し出れば再交付してもらえます。認定日当日に「忘れた」と気づいた場合も窓口に申し出てください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 求職活動実績は毎回2回必要ですか?

原則として認定期間ごとに2回以上が必要です。ただし、就職活動に係る要件は受給資格者の状況(自己都合・会社都合など)によって異なる場合があります。詳細は受給資格者のしおりまたは窓口で確認してください。

Q2. ハローワークへ行って求人を検索しただけでも実績になりますか?

なりません。求人検索・閲覧だけでは実績にカウントされません。担当者への職業相談を受けることで初めて実績1回分として認められます。

Q3. 活動実績を書きすぎてもいいですか?

はい、2回以上であれば何回書いても問題ありません。実際に行った活動をすべて正確に記入してください。

Q4. 認定日の前日にまとめて2回活動しても大丈夫ですか?

認定期間内であれば活動日のタイミングは問いません。ただし、常に直前にまとめると万が一都合が悪くなったときにリスクがあるため、期間中にバランスよく活動することをおすすめします。

Q5. 転職サイトのスカウトメールに返信したら実績になりますか?

スカウトメールへの返信が求人応募(エントリー)に相当する場合は実績として記入できます。「返信しただけで応募の意思表示をした」というレベルの活動が実績に値するかは担当窓口に確認してください。

Q6. セミナーの参加証明書は提出が必要ですか?

ハローワーク主催のセミナーは通常、参加記録が連携されています。民間・自治体主催のセミナーは参加証明書の提出を求められる場合があります。不安な場合は受け取った参加証や案内状を保管しておくと安心です。

Q7. 体調不良で求職活動ができない期間があった場合は?

傷病欄に該当期間を記入し、医師の診断書などを求められる場合があります。傷病が長引く場合は傷病手当への切り替えも検討できます。窓口で相談してください。

Q8. 申告書の「確認印」は必ず必要ですか?

印鑑が必要かどうかはハローワークによって対応が異なります。最近はサイン(署名)のみで対応可能な窓口も増えています。事前に担当ハローワークに確認するか、念のため印鑑を携帯しておくと無難です。

まとめ:2回目の失業認定申告書、ここだけ押さえれば大丈夫

  • 初回との最大の違いは「求職活動実績の記入が原則2回以上必要」になること
  • 就労・アルバイトした日はすべて申告する(漏れは不正受給になる場合あり)
  • 求職活動実績は「相談・応募・参加」など具体的なアクションが必要。「検索しただけ」は不可
  • 記入例を参考に、活動先・内容を具体的に書く
  • 不明点は認定日当日に窓口で確認する前に、事前に電話で問い合わせると当日の手続きがスムーズ

次のステップ: 申告書を提出したら、失業認定日の流れと持ち物もあわせて確認しておきましょう。認定日当日の所要時間や窓口の流れを事前に把握しておくと安心です。

*記載内容は執筆時点の情報をもとにしています。制度の詳細・最新情報はハローワークインターネットサービスまたは最寄りのハローワーク窓口でご確認ください。*