最終更新日: 2026年5月7日 | 本記事の情報は厚生労働省・ハローワークの公開情報に基づいています。制度改正・地域差がある場合があります。最新情報はハローワークインターネットサービス(公式)または管轄ハローワーク窓口でご確認ください。
リード文
「ハローワークに初めて行くけど、最初に書く書類って何?」「求職申込書をどう書けばいいかわからない」――そんな不安を抱える方は多いです。
求職申込書は、ハローワークに求職者として登録するための最初の書類です。窓口でいきなり渡されてあわてないよう、各欄の記入方法と注意点をまとめました。記入にかかる時間は10〜20分程度。事前に準備できる内容を知っておけばスムーズです。
求職申込書とは
ハローワーク利用の第一歩
求職申込書(正式名称: ハローワーク求職者登録票)は、ハローワークへの初回訪問時に総合受付で記入する書類です。この書類を提出することで求職者として登録され、次のサービスを利用できるようになります。
- 担当の相談員による職業相談
- ハローワーク掲示の求人情報へのアクセス
- 失業保険(基本手当)の受給申請(退職者の場合)
求職申込書に記入した内容はハローワークのシステムに登録され、求人紹介の精度を左右します。希望条件をきちんと記入しておくことが、マッチング精度を上げる最初のポイントです。
入手方法
求職申込書はハローワーク窓口の総合受付で配布されています。事前に入手したい場合は、管轄ハローワークのWebサイトやハローワークインターネットサービスで様式を確認できます(窓口によって様式が異なる場合があります)。
各欄の書き方ガイド
基本情報欄(氏名・住所・連絡先)
| 項目 | 記入内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 氏名(ふりがな) | 戸籍通りの氏名 | ニックネームや旧姓は不可。外国籍の方は在留カードの表記に従う |
| 生年月日 | 西暦または和暦(様式に従う) | 記入欄が和暦の場合は元号を省略しない |
| 住所 | 現住所(郵便番号から) | 転居予定がある場合は現住所を記入し、窓口で申告 |
| 電話番号 | 日中に連絡が取れる番号 | 携帯電話可。留守番電話が使えると確認連絡がスムーズ |
| メールアドレス | 普段使いのアドレス | 求人情報の通知設定に使用される場合あり |
ポイント: 住所は最寄りのハローワークの管轄を決める情報でもあります。住所が管轄エリア外の場合は担当窓口が変わることがあるため、引越し後は更新手続きが必要です(参考: 厚生労働省「管轄ハローワーク一覧」)。
学歴欄の書き方
中学校卒業から記入するのが原則です。記入のルールを整理します。
- 最終学歴の「卒業」か「中退」かを明記: 中退の場合は「〇〇大学〇〇学部 中途退学」と正直に記入します
- 在学中の場合: 「在学中」と記入し、卒業見込み年月を添える
- 専門学校・職業訓練校: 通常の学校と同様に記入できます
学歴欄の詳細な書き方は、窓口の相談員が記入例を見せてくれます。わからない場合は提出前に相談するのが確実です。
職歴欄の書き方
職歴欄は、ハローワークが求人とのマッチングに使う最も重要な欄です。
| 項目 | 書き方 | よくあるミス |
|---|---|---|
| 会社名 | 正式名称((株)ではなく「株式会社」) | 略称や通称を使う → NG |
| 雇用形態 | 正社員/契約/派遣/アルバイト等 | 記入漏れ |
| 在籍期間 | 入社〜退職(年月まで) | 在籍期間の空白期間は後述のとおり空欄にしない |
| 業務内容 | 主な業務を3行程度で | 抽象的すぎると相談員が求人を絞れない |
離職期間(空白期間)の扱い: 退職から次の就職まで期間があいている場合も、空白にせず「求職活動中」「育児のため休業」等と記入します。空白があると相談員が確認する手間が発生するため、明記しておく方がスムーズです。
希望条件欄(職種・勤務地・給与・雇用形態)
希望条件の欄は広め・現実的な設定が求人紹介の量と質を左右します。
- 職種: 希望職種を1〜3つまで記入。「なんでも可」は相談員が絞れないためNG
- 勤務地: 通勤可能なエリアを具体的に(例: 「江東区・墨田区・江戸川区」)。「自宅から1時間以内」等の表記も可
- 給与: 最低ラインと希望ラインを分けて記入すると現実的な求人を紹介してもらいやすい(例: 最低20万円、希望25万円以上)
- 雇用形態: 正社員のみ希望か、契約社員・派遣も可か明記する
注意: 希望条件を厳しく設定しすぎると紹介される求人数が減ります。第一希望と妥協できる条件を分けて書くと相談員との共有がしやすくなります。
資格・スキル欄
保有資格と実務スキルを記入します。
- 資格: 正式名称で記入(「車の免許」→「普通自動車第一種運転免許(AT限定)」等)
- 語学スキル: TOEICスコアや「日常会話レベル」「ビジネスレベル」等の目安を添える
- PCスキル: Word・Excel・PowerPoint等の操作レベルを具体的に(「Excel: VLOOKUP・ピボットテーブル使用可」等)
記入時のよくある間違いと注意点
会社名の略称・通称を使う
「株式会社」を「(株)」と略したり、通称(グループ名など)を書いたりする方がいますが、正式名称の記入が原則です。後からシステム照合や書類確認が必要になる場合があります。
希望条件を「何でも可」にしてしまう
「こだわりがない」という意味で空欄や「何でも可」と書く方がいますが、これでは求人の絞り込みができず、担当者も紹介に困ります。「希望はあるが優先度は低い」項目でも具体的に書いておく方がマッチング精度が上がります。
退職理由を詳しく書きすぎる
退職理由欄(一部の様式にあります)は「一身上の都合」「会社都合」程度の記入で十分です。詳しい事情は窓口の相談員に直接伝えれば対応してもらえます。書類に長文を書く必要はありません。
提出後の流れ
総合受付への提出と確認
記入が終わったら総合受付の番号券を取り、呼ばれたら書類を提出します。窓口担当者が内容を確認し、不明な点があれば口頭で補完します。
提出後の流れは管轄ハローワークによって異なりますが、一般的には以下の順序です。
“`text 書類提出 └ 内容確認・システム登録(5〜10分程度) ↓ ハローワークカード(受給資格者証ではない)の発行 ↓ 職業相談の案内 or 求人検索コーナーへの案内 “`
初回の職業相談
登録完了後、担当の相談員と初回の職業相談が行われます。ここで:
- 希望条件の詳細を確認
- 現在利用できる求人の候補を紹介
- 必要であれば離職票等の手続き案内
初回相談は30分〜1時間程度を見ておくと安心です。
求人情報へのアクセス
登録後はハローワーク内の求人検索コーナーで求人票を閲覧できるほか、ハローワークインターネットサービスでオンライン検索も可能になります。求人への応募は担当相談員を通じて行い、紹介状の発行を受けてから企業に連絡します。
よくある質問(FAQ)
Q1. ハローワークに行く前に求職申込書を書いておけますか?
様式によってはハローワークインターネットサービスで入力・印刷できる場合があります。ただし窓口の様式と異なる場合があるため、事前に管轄ハローワークに確認することをおすすめします。窓口で記入する場合でも所要時間は15〜20分程度です。
Q2. 鉛筆で記入してもいいですか?
黒のボールペンでの記入が一般的です。修正が必要な場合は修正液を使わず、二重線で消して訂正印を押すのが正式な対応ですが、窓口で書き直しに対応してくれる場合もあります。
Q3. 学歴に専門学校・職業訓練が含まれる場合は?
通常の学校と同様に記入できます。専門学校は「○○専門学校 ○○科 卒業」と記入し、職業訓練(公共職業訓練・求職者支援訓練)も「○○訓練校 ○○コース 修了」の形式で記入します。
Q4. 転職したことが多い場合(職歴欄が足りない)は?
欄が足りない場合は「別紙参照」と記入し、別紙に続きを記入して提出します。窓口で別紙を求めれば対応してもらえます。
Q5. 障がいや健康上の配慮が必要な場合はどこに書きますか?
求職申込書には専用の欄が設けられている場合があります。または窓口の相談員に直接伝えることで、障がい者向け支援窓口(専門援助部門)を案内してもらえます。
Q6. 求職申込書の内容を後から変更できますか?
いつでも変更できます。希望条件が変わった場合や引越しした場合は、窓口で更新手続きを行います。変更内容はその場でシステムに反映されます。
免責事項・参考資料
本記事はハローワークの求職申込書に関する一般的な書き方を解説したものです。様式や手続きは管轄ハローワークによって異なる場合があります。最終的な手続きは必ず管轄ハローワーク窓口でご確認ください。
本記事の情報に基づいて行動した結果について、当サイトは一切の責任を負いません。
まとめ
- 求職申込書はハローワーク初回訪問で記入する求職者登録のための書類
- 会社名は正式名称で記入。略称はNG
- 希望条件は具体的に記入する。「何でも可」はマッチングの精度が下がる
- 職歴は空白期間も「求職活動中」等の理由を明記する
- 記入内容はいつでも窓口で変更・更新できる
- 提出後は相談員との職業相談で求人紹介が始まる
不安な点は窓口の担当者に遠慮なく質問してください。求職申込書の記入に慣れていないことは普通のことで、相談員はサポートするために窓口にいます。制度の詳細や最新情報はハローワークインターネットサービス(公式)でご確認ください。
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