求職申込書の書き方・記入例|ハローワーク初日にスムーズに手続きする方法

ハローワークに初めて来所するとき、最初に記入を求められるのが「求職申込書」です。この書類はあなたの希望条件・職歴・スキルをハローワークのシステムに登録するための書類で、以降の求人紹介や職業相談の土台になります。

「何を書けばいいかわからない」「職歴が複雑で欄が足りるか不安」——そんな疑問を抱えたまま窓口に向かう方は多いですが、書き方のポイントを事前に押さえておけば、当日の手続きはぐっとスムーズになります。

この記事では、求職申込書の各項目の書き方・記入例から、提出後の流れと更新手続きまでをまとめてご説明します。

求職申込書とは?何のために書くのか

求職申込書は、ハローワークに「求職者として登録してほしい」と申し込むための書類です。

記入した情報はハローワークのシステムに登録され、次のような場面で活用されます。

  • 求人の紹介: 担当者があなたの希望条件に合う求人を検索・紹介するための基礎データになります
  • 雇用保険の受給手続き: 失業給付を申請する場合、求職登録が前提条件です
  • 職業相談・職業訓練のマッチング: 担当者があなたのキャリアを把握した上でアドバイスするための情報源になります

初回来所時に窓口で記入する

求職申込書は初回来所時に窓口で記入します。所要時間は15〜30分程度が目安です。ハローワークインターネットサービス(HWIS)から書式を事前にダウンロードして記入してくることも可能ですが、書式はハローワークによって若干異なる場合があるため、窓口で記入する方が確実です。

初日に持参するもの

書類 備考
本人確認書類 マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど
マイナンバーがわかるもの マイナンバーカード、通知カードなど
離職票(持っている場合) 雇用保険の受給申請を同時に行う場合に必要

求職申込書の書き方・各項目の記入例

記入する主な項目と、書き方のポイントを解説します。

基本情報・連絡先

氏名・住所・電話番号・生年月日などの基本情報を記入します。

  • フリガナ: カタカナで正確に記入しましょう
  • 電話番号: 日中に連絡が取れる番号を記入します。携帯番号でも問題ありません
  • メールアドレス: 任意項目のことが多いですが、求人の連絡先として活用する場合は正確に記入しましょう

希望する仕事・条件

この欄が求人紹介に最も直結します。なるべく具体的に記入してください。

  • 職種: 「事務職」「営業職」など希望する職種を記入します。複数希望がある場合は「事務職・経理」のように書き添えましょう
  • 希望勤務地: 「〇〇市内」「△△線沿線」など、通勤可能な範囲を具体的に記入します
  • 希望賃金: 必要最低限の金額を記入します。あまり高い金額を書くと紹介できる求人が絞られるため、まずは現実的な希望額を記入するのが得策です
  • 勤務形態: フルタイム・パートタイム・派遣など、希望する働き方にチェックを入れます

職歴・職業経験

直近の職歴を中心に記入します。欄が足りない場合は「職歴書別紙参照」と記入し、別紙を添付できます。

記入のポイント

1. 古い順(または直近順)に時系列で記入する 2. 社名・部署・業務内容・在籍期間をセットで記入する 3. 職歴が多い場合は直近5〜10年分を優先する 4. アルバイト・派遣も職歴として記入できます

記入例

“` 株式会社〇〇 営業部 / 2019年4月〜2024年3月(5年) 法人向け新規開拓・既存顧客フォロー担当 “`

保有する資格・スキル

持っている資格や技能を記入します。

  • 業務に直結する資格(簿記、宅建、TOEIC など)は積極的に記入しましょう
  • パソコン操作(Word・Excel・PowerPoint)も記入しておくと、担当者が求人を絞り込む際に役立ちます
  • 「普通自動車運転免許」は多くの求人で必要とされるため、忘れずに記入しましょう

提出後の流れと注意点

求職登録の完了から求人紹介まで

記入した求職申込書を窓口に提出すると、担当者が内容を確認しシステムに登録します。登録が完了すると「求職者番号」が発行され、次回以降の手続きに使います。

当日中に担当者から求人を紹介してもらうことも可能です。雇用保険の受給申請がある場合は、この後に受給手続きへと進みます。

内容変更・更新手続き

住所や希望条件が変わった場合は、窓口またはハローワークインターネットサービス(HWIS)のマイページから変更手続きができます。

求職登録の有効期限は3ヶ月程度とされています。 就職が決まっていない場合は、期限前に窓口またはオンラインで更新手続きを行いましょう。更新を忘れると登録が失効し、雇用保険の認定手続きにも影響が出る場合があります。

よくある質問

求職申込書はダウンロードして事前に記入できますか?

ハローワークによっては、HWIS のページから書式を入手できます。ただし書式は各所で若干異なる場合があるため、来所予定のハローワークのウェブページを確認するか、当日窓口で記入する方が確実です。

職歴に空白期間があっても問題ありませんか?

問題ありません。「家事専業」「傷病療養中」「就職活動中」など、空白期間の理由を簡潔に記入すれば大丈夫です。担当者に正直に伝えることで、状況に合った求人を紹介してもらいやすくなります。

希望職種が複数ある場合はどうすればいいですか?

複数記入できます。欄が足りない場合は窓口の担当者に相談しましょう。優先順位も伝えておくと、紹介の際に役立ちます。

書き間違えた場合はどうすればいいですか?

二重線で訂正し、訂正箇所に押印するか、窓口で新しい用紙をもらって書き直しましょう。押印は認印で問題ありません。

アルバイト経験しかない場合も職歴に書きますか?

アルバイトも職歴として記入できます。業務内容・在籍期間を正確に記入することで、担当者があなたの経験を適切に把握し、求人の紹介精度が上がります。

まとめ

求職申込書の書き方のポイントを振り返ります。

  • 持参物: 本人確認書類・マイナンバーがわかるもの(失業給付の申請がある場合は離職票も)
  • 希望条件: 職種・勤務地・希望賃金はできるだけ具体的に記入する
  • 職歴: 古い順または直近順に、社名・業務内容・在籍期間をセットで記入する
  • 資格・スキル: 業務関連の資格はすべて記入し、運転免許も忘れずに
  • 提出後: 求職者番号が発行され、登録有効期限(約3ヶ月)に注意する

初めてハローワークを利用する方にとって、求職申込書は「ハローワークとの最初の対話」です。正確に、そして自分の状況や希望をきちんと伝えられるよう記入することが、その後の就職活動をスムーズに進める第一歩になります。

不明な点は窓口の担当者に遠慮なく質問してください。記入のサポートも行っています。