ジョブカードの記入例|職歴が多い場合の書き方と省略のコツ

転職回数が多かったり、派遣・アルバイトを複数経験していたりすると、ジョブカードの職歴欄に全部書ききれるか不安になりますよね。

結論からお伝えすると、職歴が多い場合は別紙(追加シート)を使えばすべて記載できます。また、一定の条件を満たせばまとめ記入や省略が認められるケースもあります。この記事では、職歴が多い方向けの具体的な書き方と記入例を解説します。

ジョブカード職歴欄の基本ルール

記入できる件数と書く順番

ジョブカードの「職務経歴シート」には、通常3〜5件分の職歴を記入するスペースがあります。記入する順番は直近の職歴から順番(新しい順)が基本です。相談員や採用担当者が「今どんなスキルや経験があるか」を最初に把握できるよう、直近の職歴が先頭にくるようにします。

全職歴を書く義務はある?

原則としてすべての職歴を記載することが求められます。ただし、職歴の数が非常に多い場合や在籍期間が極めて短い職歴については、ハローワークの相談員に確認のうえ対応方法を決めるのが安全です。

注意が必要なのは、雇用保険に加入していた職歴については、ハローワーク側で履歴を確認できる場合があることです。意図的な記載漏れと取られないよう、不明な点は窓口で率直に相談しましょう。

職歴が多い場合の3つの対処法

対処法1:別紙(追加シート)を使う

最もシンプルな方法は、同じ書式の用紙を別紙として追加し、続きを記入することです。追加用紙はハローワークの窓口でもらえるほか、厚生労働省のジョブカード制度公式サイトからもダウンロードできます。

記入のポイントは次のとおりです。

  • 1枚目の末尾に「次ページに続く」と添え書きする
  • 2枚目の冒頭に「前ページの続き」と記す
  • 各ページにページ番号(1/2、2/2 など)を振る

書類が複数枚になるときは、クリップでまとめて提出するとバラバラになりません。

対処法2:職歴をまとめて記入する

同じ会社内で部署異動や職種変更があった場合は、1つの職歴としてまとめて記入できます。在籍期間は「○年○月〜○年○月」とひとつの期間にまとめ、業務内容の欄に「営業職(〜20XX年)→ 営業管理職(20XX年〜)」のように変遷を書き添えると伝わりやすくなります。

また、同じ派遣会社から複数の派遣先に就業していた場合も、派遣会社名をひとつの雇用主として記入したうえで、業務内容欄に各派遣先と期間を列記する方法が使えます。ただし、まとめ方はケースによって判断が異なるため、相談員に確認してから記入することをおすすめします。

対処法3:短期職歴の省略を相談する

在籍期間が非常に短い職歴については、相談員の判断で省略が認められる場合があります。目安は次のとおりです。

状況 対応の目安
試用期間のみで退職(1か月未満) 相談員に確認のうえ省略できる場合あり
在籍3か月未満で雇用保険加入なし 省略を相談しやすいケース
在籍3か月未満でも雇用保険加入あり 原則記載(照合の可能性があるため)
アルバイト・パートが10社以上 主要なものを記載し「他複数あり」と補足する方法も

記入例:職歴が6社ある場合

職歴が6社あるケースを例に、実際の書き方を示します。

1枚目(直近3社)の記入例

職歴1(直近)

  • 会社名:株式会社Cトレード
  • 在籍期間:20XX年4月〜現在
  • 雇用形態:正社員
  • 職種・業務内容:法人営業。担当顧客50社、年間売上目標1,200万円

職歴2

  • 会社名:有限会社Bサービス
  • 在籍期間:20XX年7月〜20XX年3月(1年8か月)
  • 雇用形態:正社員
  • 職種・業務内容:一般事務、データ入力、電話対応

職歴3

  • 会社名:株式会社Aシステム
  • 在籍期間:20XX年4月〜20XX年6月(2年2か月)
  • 雇用形態:契約社員
  • 職種・業務内容:ITヘルプデスク、社内PC管理・サポート

1枚目の最後に「(次ページに続く)」と記し、残り3社は2枚目(別紙)に同じ形式で記入します。

2枚目(別紙)の書き出し例

用紙の先頭に「(前ページの続き)」と書いてから、職歴4・5・6を新しい順に記入します。

よくある質問

アルバイトや派遣もすべて書かないといけませんか?

原則として雇用形態に関わらず、すべての職歴の記載が求められます。ただし数が多くて記入が困難な場合は、ハローワークの相談員に「こういう経歴があるが、どこまで書けばいいか」と相談してみてください。実態に即した対応方法を案内してもらえます。

ジョブカードの様式はどこでもらえますか?

ハローワークの窓口でもらえるほか、厚生労働省のジョブカード制度公式サイトからWord・PDF形式でダウンロードできます。PCで入力してから印刷できるWord版が使いやすくおすすめです。

記入漏れや間違いがあったらどうなりますか?

訂正は二重線と訂正印(またはシャチハタ以外のハンコ)を使って行います。書き間違いが多い場合は新しい用紙に書き直した方がきれいです。提出前にハローワーク窓口で確認してもらうことも可能なので、不安な場合は持参して見せてみましょう。

まとめ

  • 職歴が多い場合は別紙(追加シート)を追加して続きを記入するのが基本
  • 記入順は新しい順。直近の職歴を先頭にする
  • 同一会社内の異動や同一派遣会社からの複数派遣はまとめ記入できる場合あり
  • 在籍期間が極めて短い職歴は相談員に相談のうえ省略できることもある
  • 様式はジョブカード制度公式サイトからダウンロード可能

書き方で迷ったときは、記入前にハローワーク窓口で相談するのが最も確実です。記入内容によってその後の求人紹介や職業訓練の案内精度が変わることもあるため、不安な点は遠慮なく相談員に聞いてみてください。