初回の認定日を無事に終えて、2回目の失業認定申告書の記入で詰まっていませんか?
「初回と何が違うの?」「求職活動実績って何を書けばいいの?」という疑問は、2回目の認定日前に多くの方が感じる不安です。
結論からお伝えすると、2回目以降の認定申告では「求職活動実績を認定期間中に原則2回以上」記入することが必要になります。この点が初回との最大の違いです。
この記事では、初回との違いを比較表でわかりやすく整理したうえで、各欄の正しい書き方・実績として認められる活動の具体例15選・よくある疑問への回答をまとめています。
【結論】2回目の申告で最も変わる点は「求職活動実績」の欄
初回の認定日(雇用保険説明会参加 → 第1回認定日)では、説明会参加が求職活動の1回分としてカウントされるため、追加で1回活動すれば足りるケースがほとんどです。
一方、2回目以降の認定期間(約4週間ごと)では、認定期間内に2回以上の求職活動実績が必要になるのが一般的です。
| 項目 | 初回認定 | 2回目以降の認定 |
|---|---|---|
| 求職活動実績の必要回数 | 原則1回(説明会参加が含まれる場合) | 原則2回以上 |
| 記入内容の難易度 | 比較的シンプル | 活動内容を具体的に記入する必要あり |
| 主なつまずきポイント | 待機期間の確認 | 何が「実績」になるかの判断 |
| 不認定のリスク | 低め | 実績不足で支給なしになりやすい |
「2回以上」の条件を満たせていない場合、その認定期間は不認定となり、失業給付が支給されません。認定期間の終盤に焦って2件まとめて活動しようとしても、認定日当日の活動は次の認定期間の実績として扱われることがあるため、早めに動くのが鉄則です。
失業認定申告書(2回目)の各欄の書き方
失業認定申告書は複数の欄に分かれています。2回目以降で特に注意すべき欄を順番に解説します。
① 認定対象期間
前回の認定日の翌日から今回の認定日の前日までが、今回の認定対象期間です。ハローワークから渡された申告書にあらかじめ印字されている場合がほとんどですが、空欄のときは「受給資格者証」または「雇用保険受給資格通知」で確認してください。
② 就職・就労・内職・手伝いの有無
認定期間中に1日でも働いた場合は「はい」に○をします。正社員・アルバイト・パート・内職・家族の仕事手伝い、いずれも申告対象です。
働いていない場合は「いいえ」に○をして次の欄へ進みます。
③ 求職活動の状況(2回目以降の最重要欄)
2回目以降で最も重要な欄です。認定期間中に行った求職活動を1件ずつ記入します。
記入する主な内容:
1. 活動を行った日付 2. 活動の種類(求人への応募・ハローワーク来所相談・セミナー参加など) 3. 応募先の会社名または相談した機関名 4. 活動の結果(選考中・不採用・相談済みなど)
記入例(ハローワーク来所相談の場合)
| 欄 | 記入内容の例 |
|---|---|
| 活動日 | ○月○日 |
| 活動の種類 | ハローワークでの職業相談 |
| 機関名 | ○○公共職業安定所 |
| 結果 | 相談済み |
欄が小さくて書ききれない場合は、備考欄に補足するか、窓口担当者に相談してください。
④ 内職・手伝い等の収入金額(働いた場合のみ)
認定期間中にアルバイトや内職をした場合は、収入金額と労働日数を記入します。
- 収入は基本的に税込み・交通費を除いた金額を記入します
- 収入額によっては「減額支給」または「支給なし(全額控除)」になる場合があります
- 収入を隠して申告すると不正受給になるため、少額でも必ず記入してください
求職活動実績として認められる活動とは
「何をすれば実績に認められるのか」が2回目以降の最大の疑問点です。
認められる活動の具体例15選
以下はいずれも求職活動実績としてカウントされます。
1. ハローワークへの来所(職業相談・求人紹介を受ける) ← 最もシンプルで確実 2. ハローワークのオンライン職業相談(マイページ経由) 3. ハローワーク主催のセミナー・講習への参加 4. ハローワーク主催の就職面接会への参加 5. ハローワーク経由での求人への応募 6. 民間求人サイト(Indeed・doda・リクナビNEXT等)経由での求人への応募 7. 転職エージェントへの登録・相談(相談を受けた場合) 8. 企業が主催する採用説明会への参加 9. 地方自治体の就労支援機関(ジョブカフェなど)での職業相談 10. 労働組合が実施する職業相談・セミナーへの参加 11. 民間の就職支援会社が実施する就活セミナーへの参加 12. 学校の就職支援部への相談(新卒・既卒対象の場合) 13. 企業の採用試験・筆記試験・面接の受験 14. 産業雇用安定センターなど公的機関への相談 15. 地方公共団体主催の就職支援セミナーへの参加
活動1件につき1カウントとなります。同じ日に複数の活動をした場合でも、それぞれカウントされます。
注意:これは実績として認められない活動
以下は一般的に実績としてカウントされません。
- 求人情報を閲覧・検索しただけ(応募していない)
- 履歴書を作成しただけ
- ハローワークに電話で問い合わせただけ(窓口来所・オンライン相談ではない)
- 友人・知人への求職の相談
- 個人的なスキルアップ(資格の独学・自主的な勉強)
「活動した気がする」だけでは不十分な場合があります。不安な場合はハローワーク窓口で「これは実績になりますか?」と直接確認するのが安全です。
認定期間中に特別な事情があった場合の記入
アルバイト・パートをした場合
認定期間中にアルバイト等を行った場合は、必ず申告書に記入してください。申告は義務であり、隠した場合は「不正受給」とみなされ、給付停止・給付金の返還・追徴金(不正受給額の2倍を加算した3倍返し) のペナルティが課されます。
労働時間による区分:
| 1日の労働時間 | 申告書上の扱い |
|---|---|
| 4時間以上 | 「就労」として申告(その日の基本手当は原則支給なし) |
| 4時間未満 | 「内職・手伝い」として申告(収入に応じて減額支給の場合あり) |
病気・ケガで求職活動できなかった場合
認定期間中に病気やケガで15日以上求職活動ができなかった場合は、失業給付ではなく傷病手当の申請が対象になります。この場合は通常の失業認定申告書ではなく、「傷病手当支給申請書」で手続きします。
期間が14日以内であれば通常の失業認定申告書で対応できます。まず窓口に相談し、どちらの手続きが適切か確認してください。
提出前の最終チェックリスト
窓口に持参する前に以下を確認しましょう。
- [ ] 認定対象期間の日付を記入・確認した
- [ ] 就職・就労の有無を正確に申告した
- [ ] 求職活動実績を2件以上記入した
- [ ] 各活動に日付・機関名・結果を記入した
- [ ] アルバイト等の収入を隠さず申告した
- [ ] 書き間違いを修正する場合は二重線+訂正印を押した
- [ ] 雇用保険受給資格者証(または受給資格通知)を持参した
よくある質問(FAQ)
Q. 認定期間中に求職活動が1回しかできなかった場合はどうなりますか?
その認定期間は原則として不認定(給付なし)になります。ただし、正直に申告したうえで窓口で事情を説明すれば、次回以降の手続きについて適切な案内が受けられます。「バレないだろう」と虚偽申告することは絶対に避けてください。
Q. 民間の転職サイト(Indeed・doda・リクナビNEXT等)への応募は実績になりますか?
はい、民間求人サイト経由の応募も実績として認められます。申告書には「応募先企業名」と「応募経路(サイト名など)」を記入してください。
Q. 転職エージェントへの登録だけでも実績になりますか?
登録のみでは認定されないケースがあります。登録時に担当者と面談・相談した場合は実績として認められることが多いため、登録と同時に求職相談も行っておくと確実です。
Q. 求職活動実績は前の認定期間の活動を繰り越せますか?
いいえ、繰り越しはできません。各認定期間(約4週間)ごとに2回以上の活動が必要です。前の認定期間に多く活動しても、翌期間の実績には反映されません。
Q. 認定日当日にハローワークで相談した場合、その日の活動は実績になりますか?
認定日当日の活動は、今回の認定期間ではなく次の認定期間の実績として扱われることが一般的です。認定日に向けて、認定対象期間内に活動を済ませておくことが大切です。
Q. 申告書を書き間違えた場合はどうすれば良いですか?
修正テープや修正液の使用は避け、二重線で訂正したうえで訂正印を押すのが基本です。書き直したい場合は、窓口で新しい用紙を受け取れる場合もあります。持参した際に窓口担当者に見せると確認・修正を手伝ってもらえます。
Q. 郵送や代理人による提出は可能ですか?
原則として本人の来所が必要です。病気・ケガなどやむを得ない事情がある場合に限り、代理提出が認められるケースもありますが、事前にハローワークへ相談が必要です。
Q. 申告書はいつ受け取れますか?
通常は前回の認定日に次回分の申告書を受け取ります。受け取り忘れた場合は、次回の認定日前にハローワーク窓口で取り直せます。郵送を希望する場合はあらかじめ担当者に相談してください。
まとめ
失業認定申告書の2回目以降で押さえておくべきポイントを整理します。
- 2回目以降は求職活動実績が「原則2回以上」必要(初回は説明会を含む1回でOKのケースが多い)
- 実績として認められる活動はハローワーク来所・民間サイトへの応募・セミナー参加など幅広い
- 単なる求人閲覧・履歴書作成・電話相談は実績にならない
- アルバイト・内職は必ず申告(隠すと不正受給で3倍返しのペナルティあり)
- 書き間違えは二重線+訂正印。不安なら窓口担当者に確認を
認定日が近づいたら、今すぐ求職活動実績の確保に動きましょう。ハローワークでの職業相談は予約なしでも利用できる場合が多く、最も確実な方法です。
認定日当日の流れや持ち物については「失業保険の初回認定日の流れを完全ガイド|持ち物・所要時間・求職活動実績を解説」もあわせてご覧ください。認定日に行けない場合の手続きについては「失業認定日に行けない場合はどうなる?変更できる理由と手続きの流れを解説」をご参照ください。