「転職先から雇用保険被保険者証を出してと言われたけど、そんな書類もらった記憶がない」「引っ越しのときに失くしてしまったかも」——雇用保険被保険者証は、転職の際に新しい勤務先から提出を求められることが多い書類です。
安心してください。ハローワークで無料で再発行できます。この記事では、再発行の3つの方法、必要書類、所要時間をわかりやすく解説します。
【結論】雇用保険被保険者証はハローワークで無料再発行できる
| 方法 | 所要時間 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| ハローワーク窓口 | 即日(10〜30分) | ◎ 急いでいる方 |
| 郵送 | 約1〜2週間 | ○ 時間に余裕がある方 |
| 電子申請(e-Gov) | 約1週間 | △ マイナンバーカード所有者 |
雇用保険被保険者証とは?
そもそもどんな書類か
雇用保険被保険者証は、雇用保険に加入していることを証明する書類です。会社に入社して雇用保険に加入するとハローワークから発行され、通常は会社が保管していることが多いです。
退職時に会社から返却されるため、転職時に新しい勤務先へ提出します。
記載されている内容
- 被保険者番号(11桁)
- 氏名
- 生年月日
- 資格取得年月日
- 事業所名(発行時点の勤務先)
似た書類との違い
| 書類 | 用途 |
|---|---|
| 雇用保険被保険者証 | 雇用保険加入の証明(転職先への提出用) |
| 離職票 | 退職の証明と失業保険の受給手続き用 |
| 雇用保険受給資格者証 | 失業保険の受給資格を示す証明書 |
雇用保険被保険者証は「転職時に使う書類」、離職票は「失業保険の申請時に使う書類」と覚えておきましょう。
再発行が必要になるケース
ケース1:転職先から提出を求められた
転職先の会社から「雇用保険被保険者番号を教えてください」「被保険者証を提出してください」と言われた場合。被保険者番号がわかれば被保険者証そのものは不要なケースもあります。
ケース2:紛失した
引っ越しや書類整理の際に失くしてしまうケース。慌てず、ハローワークで再発行すれば大丈夫です。
ケース3:そもそも受け取った記憶がない
会社によっては、入社時に従業員に渡さず会社で保管したままのケースがあります。在職中の方は、まず会社の総務・人事に確認しましょう。
ケース4:記載内容に誤りがある
氏名や生年月日に誤りがある場合、ハローワークで訂正・再発行を依頼できます。
方法1:ハローワーク窓口で再発行する(最速)
準備するもの
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど)
- 印鑑(認印でOK、不要なハローワークもあり)
手順
1. 最寄りのハローワークに行く(全国どこでも可能) 2. 「雇用保険適用窓口」または「総合窓口」で再発行を依頼 3. 被保険者証再交付申請書を記入(窓口で用紙をもらえる) 4. 10〜30分程度の待ち時間で即日発行
申請書の記入内容
- 氏名・生年月日・住所
- 過去の勤務先名(わかる範囲でOK)
- 被保険者番号(覚えていれば)
- 再発行が必要な理由
過去の勤務先名が思い出せなくても、氏名と生年月日で検索してもらえるので心配無用です。
方法2:郵送で再発行する
遠方に住んでいる、時間がない、などの理由で窓口に行けない方は郵送でも申請可能です。
必要書類
- 雇用保険被保険者証再交付申請書(ハローワークのWebサイトでダウンロード)
- 本人確認書類のコピー
- 返信用封筒(宛先記入・切手貼付)
送付先
現住所を管轄するハローワーク宛に郵送します。管轄は厚労省のハローワーク検索サイトで調べられます。
所要時間
送付から受領まで約1〜2週間が目安です。急ぎの場合は窓口の方が確実です。
方法3:電子申請(e-Gov)で再発行する
マイナンバーカードを持っていれば、電子申請でも再発行依頼ができます。
必要なもの
- マイナンバーカード
- ICカードリーダー(またはスマートフォンのマイナンバーカード読み取り機能)
- e-Govアカウント
手順
1. e-Gov電子申請サイトにアクセス 2. 「雇用保険被保険者証再交付申請」を検索 3. 必要事項を入力して電子署名 4. 後日、郵送で被保険者証が届く
所要時間
申請から受領まで約1週間が目安。オンラインで完結する代わりに、書類の郵送時間は必要です。
被保険者番号だけわかればOKなケース
転職先が「被保険者番号」だけを知りたいケースもあります。その場合は、以下の書類でも確認できます。
- 過去の給与明細(一部の会社は記載あり)
- 離職票
- 雇用保険受給資格者証
- 源泉徴収票(一部記載あり)
これらの書類に被保険者番号が記載されていれば、被保険者証の再発行は不要です。
よくある落とし穴
1. 転職先が急いでいる場合は窓口一択
郵送だと1〜2週間かかるため、転職先の入社日が迫っている場合はハローワーク窓口で即日発行しましょう。
2. 全国どこのハローワークでも再発行できる
「昔勤めていた会社の管轄ハローワークに行かないといけない」と思っている方が多いですが、現住所の最寄りのハローワークで再発行可能です。
3. 番号は一生同じ
雇用保険被保険者番号は、転職しても生涯同じ番号を使い続けます。再発行しても番号が変わることはありません。
4. 代理人による申請も可能
本人が行けない場合は、代理人による申請も可能です。委任状と代理人の本人確認書類が必要になります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 再発行に費用はかかりますか?
完全無料です。 手数料は一切かかりません。
Q2. 何度でも再発行できますか?
できます。 回数制限はありません。紛失するたびに再発行可能です。
Q3. 退職後でも再発行できますか?
できます。 退職後に気づいたケースでも問題なく再発行されます。失業保険の申請時に離職票と一緒に必要になる場合もあります。
Q4. マイナンバーで代用できますか?
できません。 雇用保険被保険者番号とマイナンバー(個人番号)は別のものです。雇用保険の手続きには被保険者番号が必要です。
Q5. 過去の勤務先が倒産していても再発行できますか?
できます。 勤務先が倒産していても、ハローワークの記録には被保険者情報が残っています。再発行に支障はありません。
Q6. 海外から申請できますか?
日本国内の住所がある場合、家族による代理申請や郵送申請が可能です。日本に住所がない場合は、帰国時にハローワーク窓口で再発行するのが確実です。
まとめ
- 雇用保険被保険者証はハローワークで無料再発行できる
- 窓口申請なら即日、郵送・電子申請は約1〜2週間
- 再発行は全国どこのハローワークでも可能
- 本人確認書類を持参するだけで手続き可能
- 被保険者番号は生涯同じで、転職しても変わらない
- 過去の勤務先名がわからなくても、氏名・生年月日で検索可能
次のステップ: 転職先に提出が必要な場合は、入社日までの余裕を確認して窓口か郵送かを選びましょう。急ぎならハローワーク窓口で即日発行してもらうのが最も確実です。
※ハローワークによって運用が若干異なる場合があります。詳細は最寄りのハローワークにご確認ください。