ハローワークに障害者向けの求人はある?助成金の仕組みもチェック!

ハローワークに障害者向けの求人はある?助成金の仕組みもチェック!

ハローワークでは、さまざまな求人を検索できますが、その中には障害者の方向けの検索システムも用意されています。もともとハローワークは就業が難しい人をサポートするために設置された場所。便利で役立つシステムがあることを、しっかりと知っておきましょう。

ハローワークでは障害者向けの求人も検索できる!

ハローワークの求人検索システムには、障害者向けの求人枠が特別に用意されていて効率的に検索が出来るようになっています。ハローワークに設置されている端末からも検索できますし、ハローワークインターネットサービスから今すぐ検索することも出来ますよ。
ハローワークインターネットサービス – 障害のある方のための求人情報基本条件入力

障害者を雇うと企業に助成金が出る

残念なことではありますが、健常者と障害者ではどうしても障碍者の方が業務の効率やスピードにおいて、不利になってしまうことがあります。でも、だからと言って健常者しか雇わない企業ばかりでは困りますよね。

そこで厚生労働省は、障害者の方を雇った企業には助成金を出す制度を作っているんです。その種類もかなりたくさんあります。

特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者雇用開発助成金)

ハローワークなどで企業が障害者を雇用した場合に助成金が出る。

障害者トライアル雇用奨励金

障害者を試行的に3か月間雇い入れた場合。または、週20時間以上の勤務することが難しい精神障害者・発達障害者を3~12か月間かけて20時間以上の勤務を目指して試行雇用を行う場合に助成金が出る。

発達障害者・難治性疾患患者雇用開発助成金

発達障害者や難治性疾患患者をハローワークの紹介で雇い、継続して仕事をしてもらうために雇った場合に助成金が出る。

障害者初回雇用奨励金(ファースト・ステップ奨励金)

障害者を雇ったことのない中小企業が、初めて障害者を雇用し法定雇用率を達成した場合に助成金が出る。

中小企業障害者多数雇用施設設置等助成金

障害者の雇用を計画して実際に10人以上を雇用し、そのために必要な事業所の施設や設備などを、設置・整備した中小企業事業主に対して助成金が出る。

障害者職場復帰支援助成金

事故や難病の発症などによる中途障害などが原因で、長期の休職を余儀なくされた労働者がいた場合に、職場復帰のために必要な職場適応の措置を実施した事業主に対して助成金が発生する。

障害者職場定着支援奨励金

障害者が職場に定着できるように、雇った障害者をサポートする体制を整備している事業主に対して奨励金が支給される。

訪問型職場適応援助促進助成金

企業に雇用される障害者に対して、訪問型職場適応援助者による援助の事業を実施する障害者就業生活支援センター、就労移行支援事業を行う事業主に助成金が出る。

企業在籍型職場適応援助促進助成金

雇った障害者に対して、企業在籍型職場適応援助者を配置して、職場に適応するためのサポートを行っている場合に助成金が出る。

障害者雇用納付金制度に基づく助成金

職場に障害者を雇うための施設を設置したり、整備をするなど特別な対応をした場合に、その費用の一部が助成金として出る。

障害者職業能力開発訓練施設等助成金

障害者に対して、職上能力開発訓練事業を行うために施設や設備を設置したり整備した場合、事業主に対して助成金が出る。

障害者職業能力開発訓練運営費助成金

障害者に対して、職上能力開発訓練事業を行っている事業主に対して助成金が出る。