仕事を退職したときは、まず最初にハローワークに行って「失業手当」を申請しましょう。そして、このときに提出しなくてはいけないのが「求職申込書」です。
これを提出することで、ハローワークにあなたが求職活動中であることを認めてもらうことが出来ます。さまざまなお得なサービスを受けられるようになるので、必ず提出しましょう。
「退職理由」は心配しなくても大丈夫
求職申込書を書いていると、「退職理由」という項目があることに気づくはずです。仕事を辞めた理由なんて、後ろめたい気がして、書くのに抵抗感がある人も多いでしょう。
ですが、心配する必要はまったくありません。
というのも、これはあくまでハローワークに登録するために必要な手続きであって、今後あなたが求職活動をするときに企業側にはまったく伝わらない情報だからです。
たとえ「前職でサービス残業がつらくて辞めた」と書いても、次の職場には関係ないので安心してください。
「退職理由」の無難な書き方
次の求職活動に関係がないとは言え、「無難な書き方」というものはあるのでそれをご紹介します。
退職理由が「会社都合」の場合の書き方
会社都合で退職した場合には、シンプルに「会社都合による退職」とだけ書けばOK。細かい理由などは書かなくても大丈夫です。
退職理由が「自己都合」の場合の書き方
一番気を遣うのは、自己都合で退職した場合だと思いますが、それも詳細に書かなくても大丈夫。「一身上の都合により」や「家庭の事情により」などど書きましょう。これだけでOKです。
【※注意】退職理由で、失業手当が大きく変わる
こんなシンプルな書き方で良い上に、次の求職活動にも関係ないとなると、なぜ「退職理由」なんて項目があるのでしょうか?
それは、退職理由が失業手当に大きく関わってくるからです。
前職を自己都合で辞めたときよりも、会社都合で辞めたときの方が、失業手当の条件はかなり良くなります。これはハローワークに行ったときに相談員からお話があるので、正直に答えましょう。
ハローワークは、会社側が不正に退職させていないかチェックするための機関でもあり、相談員は基本的にあなたの味方です。本当は会社都合なのに、自己都合になってしまって失業手当を減額されてしまうなんてことがないように気を付けましょう。